急な胃痛と背中痛に見舞われた母

トイレから出てくるなり、バタンと床に倒れてしまった母。
駆け寄ると「背中が痛いし、胃がムカムカする」急な胃痛と背中痛で険しい表情です。
すごい冷汗と、嘔吐の繰り返しで、顔色も悪く、血の気が引いた感じです。
いつもなら、毎朝寝たきりの祖母のオムツ交換から一日がスタートします。
お尻を眺めては、「今日のお尻は少し赤いなぁ。」など、皮膚の色の観察をしたり、体温調節をしたりと、誰よりも祖母に愛情たっぷりの介護に一生懸命です。
毎日の疲れが溜まったせいか、ぐったりしている母を見るのは初めてです。
 
糖尿病、甲状腺亢進症、最近は胃に良性のポリープが見つかるなど、持病が絶えない母。
「胃のポリープが悪さしているのかしら?」と不安そうな言葉をもらします。
 
「なに言っているの。先生も気にすること無いって言っていたでしょ。大丈夫、ちょっと疲れがたまっているんだよ。」
 
そう言いながらも内心戸惑いながらも、まずは血圧、脈拍、呼吸のバイタルチェックをしていきます。
血圧160/80  脈拍88
バイタルはまずまずそこまで高くない。
 
すぐ寝室に連れていって、肋骨のゆがみをチェック
肋骨の6番、9番(胃、肝臓の周りを取り囲んでいる骨)のゆがみが大きくでていました。
家に常備している3号器で、ゆがみのある肋骨に当てて仰向けになってもらいます。
 
「このまま少し休んでいてね。」
その間に、仕事に行く準備をして、また母のところへ。
すると、さっきまでの青白い顔が、血色も良くなっていました。
「はぁ~、さっきより少し楽よ。」
少し安心して、そのまま仕事に直行
 
母の様子がどうか気になりながら、家に帰ってきたら
テレビを見ながらギャハッハ笑っているのを見て、ホッ。
「あ~、あやの、お帰り!朝はありがとうね~!もう大丈夫よ(笑)」
すっかり、胃痛も背中痛もなくなったようです。
     
いつもの元気な母に戻っていて良かったぁ~。
やっぱり、一家の母は、家族の元気の源です。
 
 

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