手足が冷たい冷え性　HSTI症例記事一覧

冷え性とは

冷え性とは体のほかの部分はまったく冷えを感じないような温度でも、手、足、腰、背中、ひざなど特定の部位のみがとくに冷たく感じることをいい、検査をしてもとくに異常が認められない場合をいいます。

特定の病名ではなく、体の特定の部分だけが冷たく感じられる状態のことで、通常６ヶ月以上続く場合をいいます。またからだ全体は寒さを感じないが、四肢など部分的に冷えを感じることが多いのも特徴です。

病気とみなされないため、体質だからとあきらめている人も多いようですが、女性に非常に多く見られる症状で、また最近では、中高年男性や子供にも増加の傾向があるようです。

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【冷え性とは　の続き】
冷え性の人は、寒いと感じる感覚が敏感で、著しい不快感を伴い、しかも一度冷えるとなかなか温まらないという特徴があります。

冷え性の主な症状は手足だけが冷え、ひどくなると手足が痛くなりうずいたりします。年中いつも足が冷たい、じっとしていると、つま先が冷えて、感覚が鈍くなる、放っておくと、しびれ、さらに痛くなってくる、指先が真っ白になる等の症状が多いです。

また布団に入っても、冷気が足先からしみとおってきて、いつまでたっても温まらず眠れない。布団と足を温めてから寝ても、夜中に足の冷えで何度も目が覚めたりします。

腰・首周辺の冷えは、とくに女性に多く見られます。この部分の冷えは、肩や首のこり、頭痛、月経困難症、腰痛などを招くことがあります。また腎臓、膀胱、前立腺などに異常がないのに、トイレが近い、夜何度もトイレに起きたりします。

逆に余分な水分の排泄がうまくいかないと、余分な水分が内臓や四肢にたまってしまい顔や手足がむくんだりします。

毛細血管の血流が悪くなり、老廃物などが体内にたまり、栄養が皮膚表面にまでいきわたらないことにより、肌の荒れや赤み、かさつきが生じます。冬には手足の指が赤くはれてかゆくなったり、しもやけになることもあります。

【冷え性の原因】
冷え性は、一連の体温調節機能のどこかに問題が生じた状態です。すなわち冷え性の原因は、「皮膚感覚の故障」、「自律神経の失調」および「血液循環の不良」が単独、あるいは複雑に組み合わされています。そしてこの冷え性の原因によって、さまざまな冷えの症状が現れているのが実態です。