腰痛の原因は側湾症

「最近 娘が腰痛があるというんです 猫背が気になるから そのせいかと思っていたら...」とお母さん
学校の検査で分かった腰痛の原因は「側湾症」でした 娘の身体を心配して来店されました。
娘の身体のゆがみに悩む お母さんから電話がありました。
「時々腰痛があると言っていたんですが、学校の健康診断で 側湾症だということがわかって
  側湾症もゆがみも良くなりますか?」と心配された様子。

「身体のゆがみには 何か原因があるはずなので 一度お越し下さい。」と
電話を切り 来店を待ちました。


中学校1年生 Mさん
学校の背骨の検査で身体のゆがみがわかり 病院での検査後
「側湾症」と診断されたそうです。

≪側湾症は≫
背骨が横方向に曲がる症状のことを言うそうです
横に曲がるだけではなく「ねじれ(回旋)」を伴い
肋骨が後ろへ飛び出すようになり コブのように背中が膨らみます

その時 傾くのは体だけではなく 頭部も傾きます
平衡感覚を保つため 身体は反対側へも傾き
バランスをとりながら「くの字」「逆くの字」「Sの字」「逆Sの字」になります。

Mさんは
思春期側湾症(10歳以降 思春期に発祥 女子に多くみられる)で
背中のコブ(背中のふくらみ)が25度と言われたそうです。

お母さんは 最近 猫背気味の姿勢が気になっていただけで
側湾症になっていたことにショックだったようで
「なんで急に 背骨が曲がってしまうのか 遺伝か何か?」
心配したそうです。

出産状況を伺っても 自然分娩で特に異常は無かったとのこと
打撲歴も「おとなしい子だったから スポーツもあんまりしないし
怪我とかはなかった」

部活はしてますか?
「部活は 吹奏楽部です。」

楽器を抱えて 長時間練習とかありますよね?

「はい..コンクールとかの前は練習はキツイです。」

同じ体勢で 楽器を抱え 何時間も演奏するそうです。
もしかすると これかも!

お母さんに説明しました。
「楽器を抱え 長時間 同じ体勢での演奏が
側湾症と腰痛の原因かもしれません」
それを話すと お母さんが思い当たる節があると言われました。

「部活を始めてから 疲れるとか 腰痛があるとか言うようになりましたね~
側湾症が分かってからは 部活を少しお休みしているんです」 と
日常の生活の中で絶えず同じ動作をするなど 生活習慣から来る
「機能性側湾症」というがあるそうです

部活での楽器を構える体勢を頭に入れながら
早速 立位で確認すると

猫背で肋骨上部が後方へ 頭部あごと 腰が前へ出ています
側湾も肋骨下部から腰椎のあたりで右に湾曲しています。
それにより 頭部も骨盤も仙骨も ねじれた状態でバランスをとっていました。

でも 本人は 「時々腰が痛むくらいです...」と痛みの感覚はあまりありません。
 
≪施術≫
頭部→骨盤→仙骨→肋骨 とゆがみの大きい所を戻していきます

学校や部活活動など ハードスケジュールの中 数回通った頃
お友達に「なんか あごが引いた感じだね。背中も少し真っ直ぐになってない?」と言われたと 
嬉しそうにしていました。

その後 調整は続き 腰椎の右湾曲が小さくなった頃
お母さんから
「今は部活に行っています。楽器も変えてもらって 今は無理しない様にしています。
それから 来週病院で 側湾症の検査があるんですが良くなっていればいいんだけど...]

Mさんの脊椎を首から腰まで なぞって見てもらいました。
「お母さん 以前は腰のあたりでもっと湾曲してましたね?憶えてますか?
でも 見てください 今は湾曲小さくなっているでしょう!」

「アッ ホントだね~!」
大丈夫!いい結果になりますよ。

Mさんの検査結果は 背中の盛り上がりが 25度 と言われていましたが
検査結果は 15度 と小さくなっていました!
Mさんもお母さんも 大喜び!

現在も定期的に調整に通っている Mさん
右に湾曲していた 腰椎もほとんど真っ直ぐ 自覚が無かった痛みもハッキリと感じ
腰痛が分かるようになりました。

お母さんも「あのまま ほって置いてたら 今頃大変になっていたね~」
ホッとした様子でした。

成長期にキチンと身体を整えるって すごく大事だと体感されたようです。


            
            





















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