手の甲をぶつけたあと、背中の痛みと肩こりが出てきました。

定期的に過去の打撲歴の調整に来られている30代女性 Mさん 事務職&介護職
当院の常連さんでHSTI骨格調整法の良さを必要な方へ伝えて下さる方です。
 
「手の甲をぶつけたら、その日のうちに背中の痛みと肩こりが出てきました。ここに通い始めてから転んだりぶつけたりすると体が歪んであちこち痛みが出るのが分かっていたので、今回の背中の痛みと肩こりが手の甲をぶつけた事と関係あると思いすぐ来ました」
「そうですね、背中の痛みも肩こりも手の甲をぶつけて歪んでしまいそのバランスを取って肋骨や頚椎が歪んだのでしょう。すぐ気付いて来院された事はいい事ですね」
 
「それと先生、私手の甲を打った後すぐに打った箇所の手のひら側から押して少し戻しました。そしたら手の甲の痛みは少し和らぎました」
 
「応急処置としては100点ですね、後は細かくチェックして調整しましょう」
 
まず打った手の甲をチェックしました。手の甲の人差し指のラインに凹みがあり圧痛もありました。少し親指側にもかかっているようです。
 
次に骨格を全体的にチェックしました。やはり2−6−9−12ラインと1−5−10ラインに歪みが出ていました。HSTI骨格調整法では人差し指は2番、親指は1番となるので今回2ラインと1ラインが歪んでいるのはMさんの言うとおり、ぶつけた手の甲が原因と思われました。
 
調整に入ります。
手の甲を打ったのですからMさんの応急処置どおり手のひら側から調整します。
まず人差し指の付け根から手首の間の真ん中あたり凹みがありましたのでその手のひら側から調整します。続いて親指の付け根の部分も調整しました。
 
その後揺すりると全体的に歪みは小さくなっていましたが、肋骨1番2番がまだ歪みが大きかったのでそれぞれを調整。
 
「背中の痛み、肩こりどちらもだいぶ楽です。手の甲もほとんど痛くありません」
 
「それでは来週まで様子をみましょう。来週また来て下さい」
 
次の週の予約の日
「あの後、また背中の痛みと肩こりが出て来ました。それと手の甲が少しヒリヒリした痛みがあります」
 
「わかりました、ではチェックします」
 
手の甲をじっくりチェックすると凹みは完全に無くなっていましたが、打った箇所が少し中指側にずれていました。その方向に押すと。
 
「先生、そこ痛いですね」
 
さらに先週と同じく2ライン1ラインが歪んでいました。
今度は中指側から骨を引き出すようにセットして調整。親指側も同じく調整しました。
先程と同じ方向に押してみると。
「痛くないです。今度は大丈夫と思います」
 
そして2ライン1ラインの大きな歪みを調整して終了。
 
「背中の痛みも肩こりも無いです。今度は本当に良さそうです、来週からまた元々の歪みの調整に戻れますね、ありがとうございます」
 


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