しびれ 足の親指先のしびれ 腰椎椎間板ヘルニアと診断されたAさん

2012年2月から来所されておられる沖縄市在住のAさん男性40代のゆるやかな改善例。Aさんは、病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、それから3年あまり腰痛と左足親指の指先のしびれに悩まされておられました。「このしびれが治ったら奇跡としか思えない」と施術中によくおっしゃいます。
そんなAさんの症状をみかねたお姉様に、HSTI骨格調整所 月の庭を紹介されたそうです。

Aさんのお体を初めてみせて頂いた時の感想は、この腰痛はすぐに改善するだろうと感じました。
骨盤の歪みが大きくでていたので、脚の大腿骨から膝下、かかとに向けて大きく外側に変位していたのでこの歪みを戻せば腰痛は改善すると考えたからです。

私「Aさん、この腰痛の改善は可能かと思われます。」

Aさん「ほんとに?何回くらいで?」

私「おそらく数回です(笑)、今日にでも変化は出るかもしれません」と。

そして骨盤のゆがみの方向や脚の開いた状態で出ている痛みやしびれが変化を感じて頂くために、両脚を内側方向に手技によってまわしていきました。

Aさん「ほんとだ!、内側に回すと痛くない、しびれも軽くなる感じがする」。

私は「このような状態を維持するために機具を使ってじんわりと骨格を調整していきますと、歪みのない安定した下半身が形成されるので腰痛は改善される可能性が高いのです」と説明し、施術を進めて参りました。

二回目の施術の日に、腰痛の有無を確認しましたところ、予想通りに改善していました。

さぁ、残るは足の指先のしびれです。このしびれは完全には改善には至っていない状況でした。しかし、

「10のうち4くらいまでに落ち着いているけど、まだ少し残ってるなぁ。でもおもしろいね、この方法だったらなんとかなるかもしれないね。病院やいろんなマッサージや鍼にも行ったけど全然よくならないから、もうゴルフもできなくなってしまったよ。こんなに手応えを感じたのは初めてだなぁ」。

それから、3回ほど週に1回のペースで来所される度に、大腿骨や、膝下の脛骨、腓骨、かかとの歪みを細かく調整していきましたところ、

「10段階のうち2くらいまでにしびれは引いてるよ、もう少しだなぁ、今度は週1じゃなくてもう少し間隔をつめて来たいけどいい?来るのが楽しみでさ、このしびれがとれたらほんとに奇跡だと思ってたけどだんだん現実的になってきたからワクワクしてるんだよ」。

この時点で私は少し考え方を変えてみようかと立ち止まりました。Aさんは、記憶している打撲歴があまりありません。このしびれは脚以外の部分の歪みから来ているのではないかと考えを改めようとしたのです。

次回にもう一度丹念に脚のゆがみを確認して、歪みがなくてもしびれがとれないのなら、他の部分の施術を検討しようという考えも持ちながら、3月18日の施術に挑みました。

左脚のかかと(踵骨)も腓骨も徹底的に施術は済んでいます、脛骨もすべてではありませんが、ほとんどの部分に手を加えました。そして隅々まで歪みを確認していった結果、遂に大きなカギをみつけました。

左脚のくるぶしから上方4cmくらいの所にへこみを感じます。その凹みを押すと凹みが増し、激痛が起こることが予想されるので、その反対側、すなわちアキレスの上あたりから指で押しながら「Aさん、ここを押すと親指のしびれが引いていく感覚は残りますか?」ときいたところ

Aさん「いや、かなりひいてる、あれ?しびれない。うわぁ、ここ凄い効いてる感じがするよ。」

念のため凹みの部分を少し指で押してみましたら声を出すほど痛みを感じておられました。お客様にはできるだけ圧痛を与えないように心がけておりますが、時々確認のために用いる事がございます。施術は痛みの出る方向の逆方向から行いますので、調整自体には痛みは伴いませんからご安心ください。


この部分をかかと、足の甲との組み合わせで施術していきました。術後、さきほど痛みの出ていた凹みの部分を指で確認しましたら「あれ?全然痛くない!しかも、しびれがない」

立って頂いた状態で確認して頂きましたところ、
「うわっ、全然違う!ヘルニアって診断される直前に初めて指に微妙なしびれがあるかな?と感じた時よりも無い感じだよ、あれ?これ、もうないんじゃないか?」

と喜んでおられます。次回の施術の際にまだしびれが残っていましたら、他を確認していく予定ですが、その結果はまた次回のブログで紹介させて頂きたいと思います。

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