車の追突事故が原因でむち打ち症とうつ病になった。

40代男性  〇〇さん 追突事故のむち打ち症が原因でうつ病になっていたという症例です。
お店の電話が鳴りました。

「最近 ネットを見ましてそれで電話しました。首が痛くてうつ病なんです!」 

「そうですか 今までに大きな怪我や打撲、事故などがありましたら思い出していただければ助かります。」

午後2時

「電話を聞いて思い出したのですが2,3年前に事故を2度しました。事故のあと病院にいきましたが、特に異常ありませんでした。」

そして話を詳しく伺うと

・3年前 信号待ちで、車が後ろから追突。     
・2年前 信号待ちで、4トントラックが後ろから追突。
     (サイドブレーキ有り シートベルト着用)

とわかりました。

「そういえば先ほどお電話でうつ病とおっしゃってましたがどんな感じですか?」

「たしか 3年程前に首が痛くなって、友人に話をしたら精神科を進められました。それで行きましたらうつ病だと診断されたんです。」

「3年前ということは 事故の前ですか後ですか?」

「事故の後だったと思います。」

「そうしますと事故後に首が痛くなったんですね。」

「そうですね。」

「事故の影響で首がゆがみうつ病になっているかもしれませんのでまずは確認させてください。」

〇〇さんは顔を上に向けると左首の付け根が痛くなり、左に向けると左肩が痛みました。体全体を確認して、うつぶせで体を大きく揺らしたら頭骨が左後方に大きくねじれ、首の付け根も同様にねじれました。これは事故の影響でむち打ち症になったことを意味しました。

事故の時の後ろからの衝撃で頭骨の左右がバランスをとってゆがみ、首の付け根もずれたのです。そして、頭の左右と首の付け根をじんわりと調整。確認すると痛みが軽くなりました。

上を向いた時の左肩の痛みがまだ残り、このゆがみも戻して肩の痛みがとれました。〇〇さんは骨のゆがみが原因で首の痛みがでていました。事故の時、むち打ち症と直接診断されたり、すぐに痛みとしてでないと、自分の身体がゆがんだことに気付かないことがあるかもしれません。骨のゆがみがきっかけで精神疾患になることもあるのです。


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