ランドセルが背中にあたって、むち打ち症になった少年

運動会まであと1週間で、むち打ち症になってしまった6歳A君。
ある日、学校の帰りにお友達と遊んでいて、振り回したランドセルが背中に強くあたり、
それ以来首が回らなくなってしまいました。むち打ち症です。
 
首を傾げた状態のA君。
右左にお顔を向けてもらうと、ちょっとの角度で
「いてっ、て、て、て」首に激痛が走ります。
どうにかして、痛みを早くとってあげたいもの。
 
さっそく、ゆがみをチェック。
頭がい骨のゆがみと、肋骨1番、頸椎の歪みを確認できました。
振り回したランドセルが背中に強く当たった反動で頭がい骨と頸椎がゆがみ、
むち打ちのような状態になっていました。
まずは頭がい骨の調整です。
頭がい骨がゆがむと、大きな頭を支えている頸椎は、相当な負担がかかってしまいます。
左右に首を動かせないのはもちろん、ひどい時には頭痛を起こすなど身体全体に大きな影響を与えてしまいます。
 
そして、頸椎、肋骨の順で調整をしていきました。
座ってもらい、もう一度お顔を左右向いてもらうと、さっきまでの痛みが無くなり、
首もめいっぱい向けるようになりました。
帰りは笑顔で帰られ、ホッと一安心。
 
翌週、A君のお母さんが調整に受けられた時、
「A君、運動会どうでしたか?首の痛みは無かったですか?」
とお聞きしたところ
 
「おかげさまで、痛みも無く、かけっこも元気に走ってましよ!かけっこで3位になったって満足してました(笑)。ありがとうございます。」
 
これからも、元気なA君を見守っていきたいと思います。
 
 

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