腰痛、幼い頃に木の上からジャンプ!過去の歪みを明日のために今戻す

 朝起きたら、突然の腰痛がおきてしまったという30代女性のお客様Aさん。
中3の時、木の上や屋根の上から飛び降りたことが、今頃になって突然の腰痛に!
 実は腰の骨ではなく、骨盤の中のお尻の骨、仙骨が痛み原因だったのです。



朝起きたら、突然の腰痛がおきてしまったという30代女性のお客様Aさん。
なんとか出勤され、夕方まで勤務に耐えたそうですが、こちらに来所する頃には、
一人で立つのがやっとの状態にまで悪化していました。


 これまで不定期的にではありますが、何度も通われている方で、打撲暦は


●中3の時に、自転車に乗っていて壁に衝突、細かい場所は覚えていないが、頭部に強打。

●中学時代、バスケットボール中に両方の足首を数回内側に捻挫している。

●昨年野球ボールが、飛んできて左足親指に当たった。などがあります。


Aさんの感覚としては、腰が痛いとの事ですが、実は痛がっているところは、
実はお尻の部分!仙骨というお尻の部分の骨でした。痛みのある部分をさぐっていくと漠然としていて、
お尻の真ん中のあたりを手のひら大の範囲で指し示していました。

足の親指をぶつけた経験があるので、仙骨に歪みがあることは予想できるのですが、
骨盤が全体に右上がりで後方に変異しています。そして、仙骨の中腹あたりは右横にずれていました。

ではどのようにしてこの歪みができたんでしょうか?
原因を突き止めていくのがHSTiの真骨頂です。
どんどん話を聞きだしていくと


●中3の時、木から飛び降りた
●中3の時、一階だての平屋の屋根から飛び降りた

など少しずつ記憶が蘇ってきます。

こういったお話をきいているとこの方の骨盤の影響は、このジャンプによる衝撃を
骨盤に歪みを作ることで 身体がこわれるのを防いでいたのだと推測しました。
そして、自転車事故による頭部の打撲と、骨盤の長年の歪みによる頭部への影響を考え、
骨盤、仙骨、即頭部、後頭部の歪みを整えていくプランでセットに入っていきました。

 
まずは、骨盤を戻しながら、仙骨の縦の歪みを戻します。
仙骨のたての歪みは、複数個所ありましたので、段階的に施術をすすめ、
整ったああとに、うつぶせで仙骨の横ずれを施術していきました。

 
施術後に、まだ痛みが残っていましたが、痛む部分が指の先サイズにまで絞られてきていました。
その部分をワンポイントで施術した後、そこに比例する後頭部の部分を施術。
この施術のあとにAさんは一人で立って歩けるようになりました。

 
お尻や骨盤を施術してもひかなかった痛みが、後頭部を施術した後に軽くなったので、だいぶ歪みが
身体の上部に逃げ場を求めて移動していたことがわかります。


 昨日の僕の夢の中でAさんが出てきて
「當山さん、もう全然痛くないですよ」と言ってくれました。
僕もそうとう気になっていたんでしょう。

 今朝、お店からAさんにメールをしたところ、

「大丈夫です、仕事場に来ることができました。」
と明るいお電話を頂けたので、とてもほっとしました。

原因を突き止めていくのは、とても大事なことだということを
毎日施術を通して痛感させられます。



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