腰痛 腰が痛いと思っていたけど、じつはお尻の痛みだったの巻

 腰痛を訴えてご来店される方の中でも多く見受けられますのが、実はお尻が痛いという症例です。
読者の皆様にもこのようなケースの方がおられると思いますのでぜひ参考にして頂きたいと思います。


 当店ではご本人は腰痛を訴えてご来店されるのですが、痛いところを確認していくと、
実はお尻の部分に痛みがでているというケースが数多く見られます。


 
多くの方々は、腰(腰椎部分)やお尻(仙骨や腸骨、骨盤部分)の痛みを区別なく
腰痛としてとらえておられるのでしょうね?私も骨格調整に関わる前まではそうでした。
このケースの症例をお客様Aさん(30代女性)への施術でご紹介させて頂きます。


 ですから、タイトルは腰痛ですが、実際は副題の
お尻の部分の仙骨の痛みがテーマです。


もう三年ほど通われていて、初めてのご来店当時に訴えていた肩こり、
首痛は消え、冷え性、生理痛は改善されており、現在は身体を月に2回ほどの
ペースでメンテナンスしたいという意向でこちらにおみえになられます。


 Aさんは、当店でもベテランのお客様ですのでここ最近は打撲もなく、
普段の生活の中で歪みをつくらないように意識されているようです。

 
 しかし、突然お尻に痛みがおきてしまいました。お仕事柄デスクワークが多いので、
長い時間椅子に座り続けることが多いせいか骨盤に歪みができてしまったようです。


 歪みを読んでいきますと、主訴は仙骨の2番という骨。
側頭骨と腸骨、後頭骨と仙骨、尾骨で関連する骨々が、比例するように後方上方変異しています。
そして仙骨の2番は左にスライドするような形で横ずれを起こしてしまっていました。

 この横ずれは、激痛を生むことが多く見られます。これらをふまえた上で施術へ入りました。


 まずは骨盤全体を見渡し、腸骨と仙骨2番の後方上方変異の施術。
術後、主訴の痛みは和らぎましたが、横ずれによる痛いようなくすぐったいような違和感が残っていたので
腸骨のセットは継続しながら横ずれを戻していきました。

 この術後にこの主訴の痛みは綺麗になくなりました。
しかし、ここで安心しては再発の恐れがあるので尾骨の調整へ。

 とてもデリケートな部分ですし、特に女性のお客様ですのでご本人にきちんと
説明をした上で施術していきました。

 その後揺らしを加えたあとにご本人様から「もう痛くない」とのうれしいコメントを頂き、
関連する肋骨、側頭部、顔面骨、後頭骨の施術をしていき終了。

 今回は2コマ分(140分)の予約を頂いておりましたのでたっぷり施術ができました。
関連する歪みまで整えていきましたので極端な衝撃が加わらないかぎり再発も防ぐことができます。


 さて、今日もご来店されるお客様に全力で施術させて頂きます。
腰痛、お尻の痛みでお困りの方、どうぞお近くのHSTi骨格調整所へ!


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