喘息と膝の痛み 膝痛改善のために骨盤を調整したら喘息の症状も消えたお話

膝痛を訴えて来所されたお客様の施術の際に、毎日あった喘息のぜ~ぜ~するような症状まで改善されたケースのご報告です。
 先週、知人のご紹介で膝痛を訴え来所されたYさん50代女性のお話。Yさんは今回膝の痛みを改善させたいという希望がありますが、症状としては鼻炎や喘息でもお悩みです。


打撲歴を伺っていきましたところ、幼少時に学校のブランコから落ちてお尻、骨盤を強くぶつけています。40代の頃に坂道を歩行中に濡れていた地面で足をすべらせ、後頭部と背中を強打されたそうです。

Yさんは膝の痛みを優先して改善したいということでしたし、打撲の経緯からいっても、まずは骨盤を調整していくという方針で施術を始めていきました。しかし念のため側頭部の右側後方上方変異RPSを確認した際に、調整する方向に手技での確認を行ったところ、本人が痛みを感じるということでしたので、ますます腸骨の調整から入っていくことにしました。


腸骨の左側前方下方変異LAIと仙骨4-12の右側後方上方変異RPS inをセットし、まずは骨盤の大きなゆがみ調整。そして仙骨5番のRPSを仰向けで3号機でセットしながら膝の痛みにかかわるケイ骨、ひ骨という足の骨の調整。そして肋骨の下部を調整し次の週に予約をとってお帰りになりました。


そして今日、私が「膝の調子はいかがですか?」と聞くと「膝は楽になりましたよ、なんか軽い感じです。でも、あの日以来喘息がおこらないのよ。これって関係あるの?」というなんとも嬉しいコメントと質問。

実は喘息の直接の原因は上部肋骨にあると考えます。ですが、前回の施術では肋骨上部の施術はなされていません。それではなぜ、喘息が改善されたのでしょう?


私はこう考えます。膝の痛みを改善させるにも、喘息を改善させるにも、原因を追究をしなければなりません。今回の施術はYさんが提供してくださった打撲歴のエピソードにそって腸骨や仙骨から調整していきました。念のために坂道でぶつけた側頭骨の状態も確認しましたが、施術ができない状態にありました。


その腸骨、仙骨そして脚の施術によってぜんそくが改善したという事は、上でも述べました喘息の直接の原因である肋骨4番のゆがみは、骨盤の打撲によるゆがみを影響を受けて生じ、その結果としてぜんそくという症状を引き起こしていたと結論づけられます。


身体、骨は全てつながっていますね。ですから、ゆがみをつくった原因を戻せば、触れていないところも調整されていくのです。今回も読んで頂きありがとうございました。

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