妊婦さんの肩コリ

妊娠6ヶ月のAさん。おなかが大きくなるにつれ、肩こり、頭痛、腰痛が頻繁に起こるようになりました。肩こりがひどくなると頭痛になるので、病院からの鎮痛剤を服用しているのですが、あまり効果が有りません。

Aさんの打撲暦を伺うと、階段から転げ落ち、頬骨を骨折が大きな原因と思われました。その他にも足首の捻挫やしりもちなど、身体に受けた衝撃はさまざまです。

 

 「頬を骨折したことがあるんですけど、それも関係があるんですか?」

 

「はい。頬のラインは、肩甲骨や、骨盤ともつながっています。頬骨がゆがむことで、肩甲骨も骨盤もゆがみやすくなってしまので、調整が必要です。」

 

 しかし、お腹も大きいせいか、ずっと仰向けでの体勢ではお腹が苦しくなるので、横向きになったり、その都度、身体に負担がかからないように楽な体勢を保ちながらの調整を進めていきました。

頬骨にあたる骨格の4番、側頭骨の調整からスタートしました。

 
関連している頸椎の7番、肋骨の4番と骨格を緩めていきます。
妊婦さんなので、肋骨に3号器を当てる時も、浅めに過度な傾きをかけないように慎重に行いました。

 
始めは効果をすぐに実感することが出来ず、身体の緊張感が強かったAさんも、調整を受けていくうちにつれ、変化がみえはじめました。
 
「調整終わった後は、身体も肩も軽い感じがするの。もう少し受けたら変わるかな?」
 
「はい。頭がい骨のゆがみが小さくなったら肩こりも改善していくと思いますよ。」
 
 週に1回ペースで来店され、通い始めて1ヶ月。だいぶ、頭がい骨のゆがみも小さくなってきました。
 
「肩こりが今は全くないですよ~。最近は、頭痛もしなくなったし、夜も眠りやすいです。」
 
 調整を重ねるにつれて、肩こり、頭痛、腰痛も少なくなってきました。
鎮痛剤に頼っていたAさんも「病院からもらったお薬は飲まずにすんでいますよ。」と嬉しい報告がありました。
 
今は、出産に向けての身体のメンテナンスをしています。
元気な赤ちゃんに逢えるのが楽しみです。
 

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