顎関節症 噛み合わせが良くなりハンバーガーが食べられるようになりました。

顎の噛み合わせが悪く、顎がうまく開かないSさん20代女性の顎関節症の改善例をご紹介いたします。Sさんは偏頭痛にも悩まされておられますが、そんなSさんの、偏頭痛/片頭痛、顎関節症がどのように改善していったのかを記していこうと思います。




スポーツインストラクターの養成教育プログラムを受けておられるSさん。人のお体に関係するお仕事に携わる方ですので、人一倍骨格の歪みにも興味をお持ちのようです。同じのクラスの方からのご紹介で来所してくださいました。

Sさんが気にしている症状は顎、歯の噛み合わせ、顎関節症です。そして前触れもなく突然襲いかかる偏頭痛/片頭痛にもお困りです。顎を大きく開けることができないので、食事にも不自由を感じておられるとのことでした。

Sさんに、打撲歴を聞いていきましたところ「2年程前にスノーボードをしていて、尻餅をついて、でっかいアザができたことがあります」とのこと。

その他には思い当たることはないそうですが、スポーツ歴として新体操、バレーボールとあります。
カルテの記入項目にはこういった歪みを作る背景がないかどうかをさぐる重要な役割がありますので、読者の皆様も面倒ではありますが、来所の際には記入のご協力をお願い申し上げます。

お客様に打撲歴を聞いてきた中で常々感じるのですが、
スポーツをしながらや、[特に学生時代の部活動や日々のルーティンワークの中での体への比較的軽い衝撃のこと]をお客様は打撲とは捉えていません、このようなケースが多いような気がします。

剣道や柔道、ボクシングなど、サッカーもそうですが、体に衝撃のないようなスポーツなどあまりないので考えるとキリがないかもしれませんが、実は部活動に行くだけで打撲をたくさん受けてしまっているということもあるわけです。

ですから、「打撲歴はありません」という答えが返ってきても知恵をしぼりながら、「打ち身はありませんか?」などと続けていきお客様のお体の情報を引き出していきます。

Sさんは、新体操部に所属していた期間、体や頭の部分を地面に叩き付けられるようなことがあったことを話してくださいました。

数々の衝撃をからだに受けておられるので、体幹をみながら歪みの大きな部分から施術して参りました。顎関節症の場合、頭の両サイドの骨、側頭骨を安定させて行かなければ、顎の安定は望めません。ですから、最初に側頭骨の調整を行っていきました。そして、確実に打撲したことのある骨盤調整を行っていき、初回は終了。

二度目の施術の施術の日

初回より具体的に顎の歪みにアプローチするために、側頭骨の4番というライン上と頭頂骨という骨の複合セットで施術を展開していきました。施術の最中にSさんが、「ハンバーガーが食べれるようになったんです、ほんとすご〜い。偏頭痛も軽減ったような気がします」というようなニュアンスのお言葉を頂きました。

こんなに早く結果が出てくれたことは嬉しいのですが、Sさんの具体的な原因はまだはっきりとしていません。
ですが、お体の骨をみて考えながら進めていきますと、からだに打ち身や打撲の履歴が見えてきます。それを手がかりに
私たちは日々、お客様と共に記憶をさかのぼって症状を改善させていく、そんなお手伝いをさせて頂いています。

少し長くなりましたが、Sさんの顎関節症が改善していく過程の一部を書かせて頂きました。施術後「ここに来るといつも首も楽になるんですよね〜」とにっこり笑って帰られました。読んで頂きありがとうございました。Sさんもブログの掲載の許可を頂きありがとうございました。



沖縄県中頭郡北中城 HSTI骨格調整所 月の庭 

當山 貴史
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098-989-9456

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