腕のしびれ、痛みはサーフィンで身体を打ちつけたのが原因

右腕に包帯を巻いたAさんが来店されました。 話をされる時も、なるべく首を動かさないようにしています。

 

「腕に痛みがあるんですか?」

 

「もともと首が痛くて我慢してたら腕全体が痺れてきて、包帯で強く巻くと痺れがまぎれるんです。」

 

主な症状は、頸椎から右上半身の痛み、痺れ。以前にも頸椎の痛みがあり、牽引、ブロック注射を打ち、しばらくは痛みが取れたものの、またぶり返してしまいます。2度目の注射では、痛み痺れは変わらず、そんな時にホームページを見てコアにたどり着きました。


Aさんの趣味はサーフィン。10年近くサーフィンに没頭し、よくケガもあったそうです。


「波にのまれて、テトラポットに身体を打ち付けて肋骨にヒビが入ったことがあります。」


「他にはありますか?」


「あ〜それと、サーフボードが顔に当たって、目の下を切ったこともありました。」


立位でチェックしていくと、肩の高さが違い、骨盤も大きくゆがんでいました、


「この手の痛みと痺れ、座っているととくにジリジリ痛くなるんです。仕事上、デスクワークなので30分したら、もうジリジリ痛くなります。これどうにか出来ないですかね~仕事も集中できないし、サーフィンも出来ないんじゃ、やる気もなくなってしまいます。」


座位でゆがみを確認すると、肩のゆがみが立っている時よりもさらに大きくなりました。耳の高さも変わってきます。


「Aさん、お尻打ったことないですか?」


「え〜?どうだったかなぁ〜?あっ、小さいころに回旋棟の遊具から飛ばされて強く尻もちして一週間学校に行けなかったこともありました!えっ?そんな昔のことまで関係してくるんですか?」


「はい。身体に受けた衝撃は、痛みが無くなってもゆがみはまだ残っている状態です。そのまま5年後、10年後、身体の成長とともにゆがみも大きくなってしまいます。」


かなり強い衝撃だったのかお尻が出っ尻なほど仙骨全体が上にあがってるゆがみを確認できました。まずは仙骨、腸骨からの調整です。尾骨、股間節の高さを左右でそろえるように行いました。次に頭がい骨の調整をして、終了しました。


調整を受けて数回。来店された時に、腕の包帯が無いことに気付きました。

「腕のしびれはどうですか?」


「はい。おかげさまで、腕に包帯巻かなくてもいい感じになりました。まだ少し違和感はあるんですけど、だいぶいいです。」


「よかったですね〜。でも肩の周辺と肋骨のゆがみ、もう少し気になる部分がありますので確認していきますね。」


以前に比べ、肩の高さは変化してきていますが、肩を打ったせいか肩甲骨や肋骨の左側で後方のゆがみがあり、肩が内側に入り込む様な姿勢になっていました。


肋骨に3号機を当てながら、内側に入り込んでいる肩を引き出すように器械でセットし置く事13分。


「なんか、肩と首がだいぶ軽くなりました。」


次回に来店の際、仕事中の座位では腕の痛み、痺れはどうか伺うと以前のような痛みは全く無いとのことでした。


「これなら、しばらく休んでいたサーフィンもまた始められそうです。」

 

好きなことに没頭できるって素敵なことでね。Aさんの喜ぶ顔が見れて私も嬉しいです。

 

 

沖縄県中頭郡北谷町HSTI骨格調整センター・コア 上里 綾乃

 

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