腰痛、坐骨神経痛、背中の痛みは、階段から落ちたことと合気道であちこち打撲したのが原因

「今年の冬に雪が多かったから毎日雪かきで、その頃から背中の痛みや腰痛が出てきて、終いに坐骨神経痛まで出てきた」
 
この方は60代男性Aさん、骨格のチェックに入る以前に見た目ですでに左に傾くような側弯をしていて、背中の痛みや腰痛さらには坐骨神経痛が出てもおかしくはない状態でした。
さらにお話をつづけると
「雪かきだけでは、ここまで側弯にはなりませんね、背中の痛みや腰痛にはなるかもしれませんが、坐骨神経痛まではならないでしょう」
 
「それなら、何が原因なんでしょう?」
 
「はい、子供のころも含めて人生の中で強くぶつけたりとか、転んだり、落ちたりはしたことありませんか?」
 
ここまで側弯が出ているならば、必ず強い打撲歴があるはずなのです。
 
「ん~? あ、3年前に家の階段から激しく落ちています。一週間はあちこち痛かったんだけど、痛みがおさまったので、病院行ってません。それと若いときから合気道をやっていて、あちこち打撲はしています」
 
「分かりました。これで納得しました。全身のいたるところが打撲して骨格が歪んでしまったようですね」
 
「良くなりますかね?」
 
「大丈夫ですよ、打撲で歪んでしまった骨格を整えて行けば、症状が緩和されると思いますよ」
 
「よろしくお願いします」
 

早速チェックすると、頭蓋骨から足までほとんどの骨に歪みがあります。
今回は2-6-9-12のラインで歪みが大きかったので、肋骨9番→6番→12番→尾骨→仙骨2番を調整。
 
1回目調整後のAさん
「背中の痛みは楽です。腰の下の方(仙骨の辺りを指して)この辺りはまだ痛いです」
 
歪みが大きいので一週間に一度通って頂くことに。
 

2回目の来院
2-6ラインの続きを調整し次に4-7-11ラインの調整へ入りました。

調整後のAさん
「全体的に軽くなってますが、お尻の下の方が痛いです。背中の痛みは全くありません」
 

3回目から6回目
4-7ライン終了後また2-6の調整、次に1-5-10ラインの調整が続きました。
 

6回目終了後のAさん
「だいぶ弱くはなって来てるんですが、お尻の下のの奥の方が痛いですね」
 

いよいよ7回目の来院時のAさん
「お尻の下のところもう痛くないです。腰が少し怠いくらいです」
 
「そうですか、良かったです。あとは3-8ラインだけなので今日そのラインを調整すればほとんど良いと思いますよ」
 
やはり3-8ラインの歪みが残っていました。
仙骨3番→肋骨8番(この時点で肋骨3番の歪みが無くなる)→腰椎3番→頸椎3番→後頭骨3番で3-8ラインが終了、最後に肋骨1番を調整。
立ってもらうと、初回にあった左に傾くような側弯はなくなっていました。
 
調整後のAさん
「はい、痛みはないです。腰の違和感が少しあるくらいで」
 
「大まかな歪みは調整が終わったので、あとは細かい歪み調整なので、少し間隔をあけても良いですよ」
 
「ありがとうございます。ずいぶんと楽になりました」
 
 

HSTI症例カテゴリ