顎の痛み 自転車で転んで頭を怪我したのは、12年前のこと。そこを調整後に、身体に変化が・・・

Mさん32歳女性のお話。24歳の時にに自転車を運転中に、転倒。その時に、頭の横、側頭部右側を落ちていた石に転倒しながら強打。そのぶつけた部分に、凹みが生じていました。この凹みを元に状態に近づけていく施術をしながら起こっていった変化を綴ります。
Mさん32歳女性のお話ですが、本ブログの読者の皆さんにも今は痛くないけれど、ぶつけたり、打った当時はかなり痛かったという打撲の記憶を持たれる方がいらっしゃいませんか?今回のMさんも子供の頃から、器械体操やバイオリンをされていた方ですので、さまざまな打撲があることが想像できますが、自転車を運転中に転倒し、その時に側頭部右側を落ちていた石に転倒しながら強打。3針縫ったそうで、そのぶつけた部分には大きな凹みが生じていました。

当店のFacebookページを見つけられ、顎関節の痛みを訴え来所(病院にも通院中)したのですが、打撲歴を伺いながらこのゆがみを見つけた時に、その部分のあまりの凹みの大きさに私も調整の必要性を強く感じずにはおれませんでした。

「顎とは別ですが、ここに痛みがあるんじゃないですか?ここをぶつけた記憶はありませんか?」


「えぇっ?あります。痛いです、超痛いです。あれ?なんでわかるんですか?」

「いや~、ここまで凹みがあると触った瞬間にわかりますよ、どうされたんですか?」

「ここは、え~と・・・(上記の説明)」という具合に会話が進み、今、Mさんが訴えておられる顎関節痛=あごの痛みや鼻炎、肩こり、アトピー性皮膚炎に関係がないかを探っていきました。そして19歳の時にうつ病と診断され、症状が31歳まで出たり、おさまったりと大変苦労されてきたようです。

HSTI骨格調整所の他の店舗でもそうだと思いますが、まずはお客様が訴える主な症状。これを主訴と呼んでいますが、私たちはまずこの主訴を取り除く努力をさせて頂いています。この主訴を念頭に置きながら、身体全体のゆがみを読んでいかせて頂き、調整の必要性がある部分と主訴との関連性を見出し、お客様に説明させて頂いた上で施術に入っていかせて頂いています。

しかし、時にはゆがみが大きく、施術の必要性を強く要する場合にはお客様に説明の上、納得していただいた上で『主訴に関連しないように思えてしまう部分』も施術させて頂いております。しかし、身体の骨は全て繋がっていますから、厳密に言いますと、大きく関連している場合もあるのですね。

今回のMさんのように、顎関節の痛みが主訴の場合ですが、実は顎(顎関節)は頭部の横(側頭骨)にぶらさがるように存在しております。ですからMさんが自転車で転倒し、強打した側頭部右側のゆがみはあごに強く影響を与える部分なのです。そして、肩こりにしかり、うつ病と診断された症状に当てはまりますが、頭部の骨は大きき影響する部分なのです。

このことを説明し、Mさん自身もすごく腑に落ちたご様子でしたので、自転車での転倒時に、側頭部の着地地点に落ちていた小石で強打し、触ると凹みが強く感じられる部分の施術から入っていきました。

石にぶつけた方向から指で少しさするだけでも、強い違和感があることに本人が反応しました。その逆の方向から指でさするように押していくと気持ちが落ち着くというコメントを頂き、頭部のGマスターの施術法によりセットしていきました。

その日は頭部のセットを4箇所で終了。

2回目の施術に来ていただいた時には、「あの日、帰宅してから鼻の奥から粘り気のある鼻水が出てきてびっくりしました。鼻炎でたまった悪い膿みが出てきたという感じでスッキリしています」とのコメントを頂きました。

これを読んでびっくりされる方もいるかと思われますが、私も鼻炎の手術を経験したことがあり、鼻の奥にたまった膿みがドロッとした感じで流れ出てきて、炎症でたまる悪いものが出て行くという感覚をもったことがあります。私は耳鼻科医ではないのではっきりは申し上げられませんが、膿のように黄色味がかったり、緑がかったた鼻水は、副鼻腔炎(蓄膿症)の際の炎症によるものだということが言えるようです。

私が申し上げたいのは、側頭部のゆがみを調整したにも関わらず、Mさんのからだに現れた変化として直接施術していない鼻に変化が現れたということです。Mさんは施術に入る前に鼻炎という症状をカルテに書いてくださいました。そこは私たちの施術に大きなヒントになります。からだの骨は全て繋がっていますから、側頭骨の施術により、鼻に変化が出てくるという事があるという事を納得して頂く良いケースかと思います。

そして2回目の施術、顎の施術にはまだ入らず、目と鼻の真裏の部分の後頭骨と側頭骨に重きを置いた施術をしていった結果、
「顎の痛みが消えている」とのコメントを頂いたのです。

お客様が痛いとおっしゃる部分でない場所を施術する時には、不安な気持ちを抱かせてしまう事もあるかとお思いますが、主訴の痛みを和らげるのに遠回りしているように思えても、実は痛みの原因の部分のゆがみを調整することが一番の近道であるということをお伝えしたいと思いまして、今回は書かせて頂きました。HSTIの不思議な部分ではありますが、ぜひご理解頂きたく存じます。読んで頂きありがとうございました。

沖縄県浦添市 HSTI骨格調整シャトル・ケア 當山 貴史














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