気持ちの落ち込みやパニックになる事も原因は骨格?

足の痛みで歩行困難!!買い物をするのもしんどかったのに海外旅行に行けるように!の記事のMさん。足の痛み以外に、気持ちの落ち込みという症状がありましたが驚くほど前向きになりました。「以前は身体が苦しいと鬱っぽくなって、もう嫌だ!と思う事ばかりだったのですが、骨格調整を受ける事で希望を持つ事ができました」と嬉しいお言葉を頂きました。

最初の1ヶ月で今までよりも身体は楽になってきてはいたものの、体調にも波があり良い時と悪いと時があるようです。週に1度お越しになられるのですが、

 

「こんばんは~。」

 

とお越しになるのですが、眉間にしわがより、目にも力が無く、表情が辛そうです。

 

「今日は〇〇が痛いんです・・・。」

 

入り口ですでに辛くて話し始めます。

 

「〇〇が〇〇で・・・。」

 

身体の苦しい所を話しだして止まらなくなりそうでしたので、

 

「中でお話し伺いますので、こちらどうぞ。」

 

「あ!すみません。着替えてきます。」

 

身体がきつすぎてパニックになっています。こんな事が何度かありました。Aさんも自覚しているようで、

 

「身体が苦しい時は自分でもわけわからない事をしゃべるので気にしないで下さい。」

 

とよく言われていました。最初の主訴は5つ程でしたが、お話しを伺っていると全身に痛みや苦しさ、動きの鈍さやいろいろな症状がある事がわかってきました。調整が終わると、

 

「〇〇が痛いです。△△が苦しい。」

 

と痛みや苦しい所だけを指摘します。その日の主訴が軽くなると、他のところへ意識がいきます。もちろん歪みの状態から身体が苦しいのがわかる事、的確に何処にどのように症状が出ているのか教えて頂くのはヒントになる事であるのですが、それらをふまえても、ひたすらに痛い所を探すという事は気持ちが後ろ向きになっているからだと思います。身体が苦しくても前向きな方は痛みが全て取れていなくても、より改善されたところに意識が向いているように思います。そのせいか改善も早い気がします。

 

「以前は□□が痛いとおっしゃっていましたが今はどうですか?」

 

と聞いてみますが、

 

「大分楽になりました。でも、ここが、それと、ここが・・・。」

 

身体が苦しいので話も耳に入っていないようです。今痛みや苦しさがある箇所に何故症状がでているのかを骨格の状態から説明して、調整した箇所を説明して次にどこから調整してどのように改善していくのかを示して終了します。どうにか気持ちが前向きになるようにと思いながら、パニックになったり気持ちが落ち込むのも骨格がまだ安定していない事が原因なのでコツコツと戻していくしかないので地道に戻していきます。 

 

毎日家でハイハイをしてもらい、どうしても苦しい時にしてもらう簡単な対処の仕方を伝えて、その時に絶対に痛かったり違和感があったらやらない事を一緒に話します。HSTIでは身体を押して痛みや違和感が出るという事は、そこは押してはいけないと身体が教えてくれている(無理に押すと逆に身体を歪めてしまう)と考えるので痛みや違和感のある箇所は押さないのですが、

 

「苦しい時に教えてもらった通りにやると身体が楽になるんです。」

 

と対処の効果は実感していただくのですが、

 

「今まで痛い=良いと教わったので、小さいときから痛い事しかしてこなかったから、どうしても身体が痛い所をグリグリと押してしまうんです。」

 

と辛い時に一緒に痛い所もグリグリ押してしまう癖があります。

 

「痛い所は押さないで下さいね、余計に歪めてしまう可能性があるので・・・。」

 

と話しても、小さい頃からの癖なのかまだ腑に落ちていないのか、中々ピタッと止める事ができないようです。身体が苦しくてどうにかしたいので質問が絶えません。色々聞いて、最後には

 

「どうしたらいいですか?」

 

という質問になるのですが、そこから同じ様なやりとり(痛い所は押してはいけない事等の説明)を何度もしました。

 

「痛い所は押さないんですね!わかりました!」

 

と言って、またグリグリ・・・。それで実際に骨格を歪めてしまう事もありました。たまにですが、調子が悪い時はどうしても落ち込みやすく、パニックになるようです。そういう時は、いろいろ質問をしてきて答えもあまり耳に入らずに、

 

「私の身体はよくなるのでしょうか?」

 

と、とても不安そうに聞いてくることもありました。 ところが週に一度で調整をしていき、3ヶ月ほどたった時に変化が見られました。

 

「そういえば、足首が曲がらなかったのが曲げられるようになってるんですよ!」

 

今までは全然曲がらなかった足首が動くようになってきたとの事です。その日から少し話す内容が変わってきたように思います。

 

「〇〇がすっごく楽になりました!」

 

以前だったらどこか痛い所を探すのですが、良くなった所へ意識が向くようになり始めたように感じます。さらに、以前は痛い所は押さないようにと理由を説明しても聞けなかったのですが、この時から

 

「今は痛い所は押したりはしてないですよ(^-^)」

 

と痛い所グリグリはおさまったようです。さらに1ヶ月経った頃には

 

「以前は身体が苦しくて訳のわからない事言ってすみません。身体が軽くなっているのは実感できているのに、本当に身体良くなるのかな?と不安になっていました。出来る事は徐々に増えてきていたのですが、それでも気持ちがどうしても上向きにならなくて・・・。ですがここに来て3ヶ月ぐらいしてから苦しさが減り始めて、おお!これは行けるかも!と思い始め、それからは気持ちがとっても楽なんです。こちらに来るようになってから痛みも減ったのはもちろんなのですが、気持ちがスッと楽になってます!」

 

とAさんも内面的な変化を実感していました。

 

「そうですか!よかったです!心と身体は分けられないんですよ!気持ちの落ち込み等の精神的な事も骨格からアプローチが可能です(^-^)」

 

「そっか~!骨がいけなかったんですね!仕事はパートタイムなのですが、以前は仕事を仕事を沢山入れる事ができなかったのですが、徐々に働けるようになってきたので仕事の日数を増やしました!目指せフルタイム!ですね(^-^)」

 

ととっても前向きになりました!今では苦しそうにお店に入ってくることも、迫ってくるような質問もありません。気持ちが前向きになったせいか他の症状の軽減も進んできたように思えます。

 

東京都渋谷区恵比寿 HSTI東京 骨格調整所 櫻澤 健二

 

 

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