野球部キャッチャー 手首に痛みが...原因はいつもの癖だった

毎日練習に励む高校球児Yくん 野球部監督を務めるお父さんの影響で小さい頃から野球を頑張ってきました。高校に入り守備はキャッチャー。 ピッチャーの投げる球をグローブに受け 左手にはかなりの衝撃があると思われます 1週間ほど前から左手親指付け根 手首に痛みを訴え来所されました。
ケアに通われているお母様から「うちの息子が親指と手首に痛みがあるって言うんですけど見てもらえませんか?」とのご相談。
話を伺うと 小学校の頃から野球づけの毎日で高校に入ってからはキャッチャー。数日前から「お母さん 左手が痛い...」と訴え 練習で もっと痛みが増しボールを受けると痛いとの事 部活動の帰りに調整にいらっしゃいました。

左手 親指付け根から手首にかけて触れるだけでも痛みがあり 少し腫れています。
「Yくん 左手にグローブしてピッチャーの球を受けるんですよね どの方向から一番痛み感じますか?」

「えっと...親指の付け根から指先に向けて押すと痛いです...」

その親指の付け根を押すしぐさを見て 「あっ!Yくん 今やったように指ポキポキ鳴らしますか?」

「あっ よくやります」 

「そうなんだ...球を受ける衝撃もあると思うけど 指を鳴らすときに親指の付け根を反るようにポキッとならすと 親指と手首全体が反り返るでしょう? もしかすると痛みの原因になっているかもしれないですね~早速調整しましょうね。」 今回の主訴は左手首の痛みですが 出産の状況や怪我 打撲歴も伺いながら身体全体の調整もすすめていきます。

<出産状況 打撲 事故歴>
  ●予定日を10日過ぎて3800kgで生まれた。
  ●3歳の頃から喘息の症状あり 小学校に入って野球を始めてからは無くなった。
  ●怪我 打撲は憶えていないけど 多分あると思う。
  ●15歳 体育の授業中 バスケットをしていて左足をひねった。
  ●野球でデッドボールを左肩に受ける。

立位で頭部から確認していきます。 左側頭骨左後方上がり 肋骨上部右横ずれ 肋骨下部右後方上がり
腸骨左前方下がり 大腿骨左前方 (野球スライディングの衝撃) と身体にもかなりのゆがみがあります それを一緒に調整しながら痛みのある左手首の痛みの施術に入ります。

腸骨左前方 右後方を戻し 左手首は痛みのある方向と逆の方向からじんわり戻します。肋骨の上部と下部のねじれるようなゆがみを戻し ピッチャーの球を受ける左手の橈骨 尺骨 肘 上腕骨も確認してゆがみをもどしていきます。
左手首は施術前より痛みは軽くなっていますが「無意識にやってしまう 指を鳴らす癖はもうやらないでくださいね」とお願いして一回目は終了しました。

2回目の施術 前回のような痛みはありませんが まだ少し痛みが残り痛むところも少し違うようです。前回同様 骨盤の左前方変位と肋骨1番 肋骨12番 左手首を調整。施術後には手首の痛みは軽くなり気にならなくなりました。

「あれから 指を鳴らさないように気をつけていますよ。」と Yくん

「チームの大事なポジションだから体の事も意識することは大事なのでこれからも気をつけてくださいね。これから自分でメンテナンスが出来るといいね」

「はい!」

数日後 お母様が「手首痛くない?部活大丈夫?」と聞くと 

Yくん 「お母さん ビックリ!もう痛くないよ 大丈夫。」と平気な顔して部活に出かけたそうです。

Yくん 大会に向けて練習が多くなり 上腕骨内側の痛み スライデングやキャッチャーフライを捕球に失敗して左股関節を痛めたりで来店されましたが、打撲の方向もしっかり教えてくれるので調整がスムーズに進みました。
本人も「お母さん 身体調整に行きたい」言ってくるそうで 「骨格調整を一番体感しているのは Yですねー」とお母さんが話していました。
今年の夏の甲子園の夢は破れましたが 甲子園を目指す高校球児の夢を叶えるため 骨格調整でサポートしていきたいと思います。
















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