腰痛が始まると長引いてしまいます。頭の形も大きく影響!?

「自分の奥さんなんですが、寝返りもうてないくらいの腰痛なんですが、こういうのもみてもらえますか?」

と電話がはいりました。

一時間後、旦那様に付き添われて来店されたTさん。

足は引きずるように歩き、腰は曲がって、腕を支えられながらの来店でした。

「年に数回、腰痛を起こしてしまいます。最近は、一度痛むと、一か月程痛い状態が続いてしまいます。半年前にもあって、その時は、ひと月ほとんど動けなくて。」

 

まだ20代で、腰痛がなおりにくくなっているとは、、、それは心配です。

 

Tさん、生まれた時が未熟児だったため、ひと月保育器で育っていました。

頭蓋骨の形も、デコボコしていて丸くなく、ひらぺったい所と出っぱった所が極端に存在します。

 

私が頭部を触っていると

 

「私、頭の形悪いんですよ、むかしから。」 と、ご自分でも気になっていました。

 

「そうですね、、、特に、大人になって、余計目立ってきてないですか?」

 

「そうなんですよ!なんでわかるんですか?」

 

「Tさん、保育器に一旦入られていますので、どうしても頭の形がその時の影響を受けてしまっているのがみうけられます。看護師さんも、赤ちゃんの頭を右に向けたり左に向けたり位は、やってくれるんですけど、医療器を付けるために、やむをえなくお顔をまっすぐにするため、頭の横を押さえたり、顔の向きを固定したりします。そういったものが、痕として頭の形に残ってしまうんですね。そして、転んだりケガしたり、と、人間って育っていきますので、体のゆがみのバランスをとるために、元々丸くなかった頭はドンドンゆがみが出てきてしまうんです。」

 

「そうなんですかー、じゃあ、赤ちゃんの時のゆがみって大変ですね。」

 

「はい。ですから、助産婦さんや、看護師さんまで、このHSTIを理解して頂ければ、頭の形をその方達も調整してくれるようになれば、と思いますね。」

 

「赤ちゃんの頭を調整?赤ちゃんも骨格調整出来るんですか?」

 

「はい、赤ちゃんは骨も柔らかいので、手で調整していきます。」

 

「へーすごい」

 

話はふくらみましたが、今回のTさんの腰痛の調整は 大きく左に傾いた仙骨2番から。

左足が内側に傾いていましたので、左足の調整も一緒にセットしました。

その後、腰椎2番、肋骨、と上にあがっていき、頭部の調整を行いました。

大きく傾いている側頭骨をもどして、2番ラインの調整。

 

調整後、ベッドから起き上がるとき

 

「あっ、軽い。」

 

最初は、辛くて横向きで起き上がっていたのが、スクッとまっすぐ体を起こせるようになりました。

 

立ってもらいましたら

「あっ、痛いの無くなっています。」

 

「良かったです。今日は大きなゆがみをとってるんですが、Tさん、やはり頭のゆがみはかなりありますので、整えていったほうがいいですね。」

 

「もしかして、今日なおしたところが又ゆがむって、あるんですか?」

 

「はい、あります。ゆがみのほうが大きいと、どうしてもそっちに引っ張られるように元に戻っていってしまいます。Tさんは、頭部の2番6番というところのボコボコがとてもあって、横の側頭骨というんですが、そこは丸みが無くてひらっぺったい部分もあります。そういった部分を細かく調整していったほうがいいですね。頭部のゆがみと、お尻・股関節のゆがみが同じようにゆがんでしまう、という事がわかっていまして、頭部のゆがみを取っていかないと下半身への影響を与えてしまって、又、痛みが出てくる可能性もあります。最近になって、腰痛がなおりにくくなってきた原因のひとつとも考えられます。」

 

「それは、嫌ですね。どれくらい通えばいいですか?」

 

「始めたばかりですので、1週間~10日に1回通って頂いて、2週間、ひと月、と間隔を開けて通っていただくことになります。」

 

「ありがとうございます。またひと月苦しい想いをするのかと気分も滅入っていました。楽になりました。また、よろしくお願い致します。」

 

と、来店時とはガラッと変わり、旦那様の手を借りることも無く、笑顔を向けられ軽快な足どりで帰られました。

 

 

沖縄県中頭郡北谷町 HSTI骨格調整センター・コア   外間尚子 

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