「左腕があがりにくくて・・・もう、1年位なります。」
少しづづは良くはなっているものの、まだ違和感があるとのことです。
40代の男性。統合失調症という病にかかり、こちらを訪れるようになったAさん。
四十肩の症状があるのを、初めて話ししてくれました。
「腕あげてみてもらえますか？」
「はい。・・・・・・・・あっ、こっからダメです。」
120度くらい上げたところで、ひっかかるようです。真っすぐには上がりません。
「なるほど、でも、あと少しですね。」
「はい、以前は横にあげられるだけで、上にはあがりませんでした。」
肩を確認すると左肩が内側に入り込んでいます。
そして、股関節も左側が内に入っていました。
「Aさん、左肩が内側に入っているんですが、股関節も同じように入っています。この肩と股関節が不思議なんですが、繋がっているんですね。股関節のゆがみから先に調整させてください。そのあと、もしゆがみが残れば肩、腕をみていきます。」
「はい、よろしくお願い致します。」
股関節の調整30分・・・
股関節のゆがみが取れスッキリしました。
そして肩も確認すると、、、
内側に入り込んでいた肩のゆがみまでも、無くなっています。
「先ほど、左肩が内に入っていると言いましたが、今無くなっています。見て下さい。」
施術する前に見せたように、わたしの指を同じ位置に置き、見てもらいます。
左肩は大きく前へ出ながら内に入りこんでいたため、Aさんからすると、左肩が前に出ているように見えていました。が、平行になっています。
「あっ、ほんとですね。」
「では、腕あげてみましょうか・・・・どうですか？」
ゆっくり上げていきます。
「あっ、だいぶ良いです。あーーーいい感じです。」
「引っかかりも無くなった？」
「はい、違和感は無いです！」
「良かった―、四十肩脱出ですね。では、まだ時間ありますし、頭部の調整もしていきましょう。」
残りの時間で、4番の大きなゆがみの部分を整え終了。
お顔も体もスッキリされて、帰られました。
統合失調症という病にかかり、こちらを訪れるようになったAさん。
まだ、万全とまでは言い切れませんが、日に日に良くなるのをご本人に実感して頂き、毎週通われています。
傍目からでも、雰囲気は最初訪れた日より、だいぶ変化があるのもわかります。
本来のAさんになるために、これからもサポートしていきます。
