朝、起きると突然の腰痛!前日にいっぱい歩いて最後に足をひねったのが腰痛の原因だった!

「月曜日の朝、起きるとすごく腰がだるくて、そのあと腰痛なって、今も続いてるんです」
 
定期的に歪みと姿勢の調整に来られているAさん、定期的に来られて調整しているので、いきなり腰痛になるのは考えにくいです。腰痛になる大きな原因があるはずです。その謎を解いて行きます。

「朝、突然の腰痛ですか、最近、なにかぶつけたり、転んだり、スポーツを急にしたりしてないですか?」
 
「う〜ん、無いですね。最近はぶつけないように気を付けてますし、ぶつけたり、転んだりしたら、先生に報告しないとって思ってるので.....??」
 
「分かりました、では歪みをチェックしながら、探って行きましょうね」
 
「はい、お願いします」
 
 
早速、歪みのチェックに入ります。
 
左肩が下がっていて全体的に背骨が捻じれています。骨盤も左側が下後傾してかなり捻じれています。
その捻じれの影響で、仙骨(骨盤の中央部のベース型の骨)の中心が引っ張られ大きな歪みになっています。
その部分が腰痛を起こしている可能性があると判断しました。
 
さらに足の骨をチェックしていくと、左のくるぶしの少し上が外側に広がり踵が内側に食い込んでいます。クルブシも前方にズレて捻じれています。さらに踵は内側に食い込んでいます。これら歪みは足首を捻った時や、ハイヒールを履いて長歩きした時にななりやすい歪みでした。
 
「Aさん、月曜日の朝から症状が出てきたんですよね、であれば、日曜日に出掛けられて結構歩いたりしませんでした?」
 
「あ〜、買い物で、1日中歩いてました。帰って来たらクタクタでした」
 
「その時ヒール履いてました?」
 
「いいえ、そんなに高いヒールの靴ではないのですが・・・ん?そういえば散々歩いたあと帰り際に左足ひねりました、一瞬痛かったけどその後なんにも痛くなかったので、忘れてました」
 
「やはりそうでしたか、左足の膝から下に、長歩きの後やと足首をひねった時になるような歪みがあったので、たぶんそれが腰痛の原因かと思います。では調整しますね」
 
「すいません、お願いします」
 
まずは左足のひざ下の外側の骨、腓骨の上部の調整、続いてクルブシの前方ズレの調整。腓骨の下部の外側へのズレと踵の内側に食い込んでいる状態を同時に調整。
その後残っている、仙骨4番から4−7−11ラインの調整して終了。
 
「はい、もう立ってよろしいですよ、腰痛はありますか?」
 
「今、腰痛はないです。大丈夫です」
 
腰痛を引き起す原因は、腰椎や仙骨、骨盤の歪みで起こりますが、今回は長い距離を歩いて、さらに足をひねってしまい膝からの骨格に大きな歪みができ、その歪みのバランスを取って腰椎、仙骨が歪んだでしまったようです。



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